

概説
2019年、IMPは、オンライン(Harvard Business Review Idea Lab) でのインパクト・マネジメント実践者コミュニテイ、Managing Impactを立ち上げ、インパクト・マネジメントの3つのキートピックに関するディスカッション・フォーラムをはじめた。本冊子発行現在、コミュニティのメンバーは330人を数える。この冊子は、1番はじめの議論であった「インパクトの貨幣価値換算」の議論をまとめたもの。あとの2つは「標準化」と「インパクト・レーティング」。
「インパクト貨幣価値換算(Monetisation)」とは、社会的、環境的インパクトの「収益化」という意味ではなく、インパクトを比較可能な価値に換算することで、ビジネスや投資判断の際にインパクトを組み入れることができるようにするということを指す。本冊子では、インパクト貨幣価値換算の重要性や課題、実施方法などについての議論を整理している。
キーワード
バリュエーション
貨幣価値換算
インパクト評価
担当リサーチフェロー
石田ともみ
関連資料

新興国におけるSDGs達成に向けた資本動員の現状

インパクト・マネジメントにおける標準化 ー IMP実践者コミュニティの議論のまとめより | Standardisation in Impact Management – A summary of discussions with the IMP’s Practitioner Community

資本市場における投資家による貢献とは ー 議論のまとめ|Investor contribution in public and private markets – Discussion document

投資家の発行するインパクト報告の検証方法について|Raising the Bar 2 – BlueMark’s Framework for Evaluating Impact Reporting

コンパス:インパクトを比較分析する方法 ー 投資家のためのガイド|COMPASS: The Methodology for comparing and assessing impact – Investor Guide
