

概説
チョコレート菓子製造のMars社とオックスフォード大学が中心となって2020年に設立したプラットフォームであるEconomics of Mutuality(EoM)。この資料は、そのEoMが出版した「パーパスを測る」ための3段階プロセスを提示する論文です。IMPのClara Barby、GSGのRonald Cohen、VBAのChristian Heller、EoMのBruno Roche、HBSのGeorge Sarafeimなど、総勢11名の著者によるアカデミックペーパーです。
この論文が提唱する3段階プロセスは、以下のように組み立てられています:まず第1段階では、組織のパーパス、ミッション、ビジョンをガバナンス内に確立します。次の第2段階では、パーパスから派生するビジネス指標を、インプットやアウトプット、アウトカム、インパクトに関連して特定します。最後の第3段階では、こうした指標を企業のコストベース会計(Cost-based accounting)と社会的価値換算(Societal valuation)によって、金銭的価値に変換します。
この3ステップアプローチは、組織が重要な意思決定を下す際に活用できる実用的なものとして紹介されており、また論文の最後には、既存の測定フレームワークとの関連性についても触れられています。「パーパス」をどのように組織の評価や価値換算の仕組みに取り入れるか、掘り下げて考えたい方必見の資料です。
キーワード
パーパス
Economics of Mutuality
EOM
担当リサーチフェロー
SIMI GRCチーム
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