概説
「複合的な価値(Blended value)」の概念の生みの親、ジェド・エマソン(SOCAP17でのスピーチ動画はこちら)が「金の意味は何であるのか」についてすべての投資家に内省を促す、彼の集大成ともいえるのが本著です。本著は、資本や投資、富の蓄積がどのように理解されてきたのかその歴史的起源を探り、私たちが金融資本とどう向き合い、また自分の人生、他者と共生する世界、そして究極的な自己のパーパス(存在意義)とインパクトとどう向き合うべきなのかについての探索を記したものです。
最大の投資利益を得るための投資家向けの指南書は数多くあります。一方、投資家が利益を上げながら、長期的にポシティブな社会的、環境的インパクトを生むためのハウツー本もあります。本著は、投資の「どのように」の背後にある、本質的な「なぜ」について語っています。
そして、資本の真のパーパスは、単に資産を増やすことではなく、私たちが住むコミュニティと地球とのかかわりの中で、個人の真の解放を実現するためであることを示唆しています。
ここには本著の第二章の全訳を掲載しています。今後、各章の全訳を追って掲載していく予定です。
キーワード
資本主義
インパクト投資
パーパス
担当リサーチフェロー
SIMI GRCチーム
関連資料
パーパスを測る:統一フレームワークを目指して |Measuring Purpose: An Integrated Framework
インパクト原則 ー インパクト投資拡大のための取り組みの拡大と深化|The Impact Principle – Widening participation and deepening practice for impact investment at scale
GIINsight2023 (Vol.1&2) インパクト投資家 実態調査
インパクトを追及する投資:インパクト投資の運用原則|Investing for Impact: Operating Principles for Impact Management
投資家の発行するインパクト報告の検証方法について|Raising the Bar 2 – BlueMark’s Framework for Evaluating Impact Reporting