概説
インパクト投資業界の継続的な成長にもかかわらず、インパクト報告のアプローチはまちまちであり、不完全で透明性に欠け、意思決定に有益なものであるには程遠い。
この報告書は、投資家や企業向けにインパクト検証サービスを提供する専門的企業であるBlueMarkが、インパクトパーフォーマンス報告の質と有用性の向上をめざすシリーズの第一弾として実施した調査結果を公表したものである。調査では、インパクト報告の有用性の制約条件、ギャップと課題を洗い出すとともに、ベストプラクティスに共通する「主要要素」を特定し、主要な機関投資家のアロケーター・ワーキング・グループを含むフォーカスグループを通じて検証を行ない、これらの要素の採用の加速を通じたより良い報告に向けての道筋を示している。
キーワード
レポーティング
Christina Lejionhufvud
IMM
担当リサーチフェロー
牧野松代
関連資料
国連社会開発研究所(UNRISD)による持続可能な開発パフォーマンス指標(SDPI) | The UNRISD Sustainable DevelopmentPerformance Indicator (SDPI) Project
投資家が行うインパクトマネジメントのベンチマークスタディ|Making the Mark : Benchmarking Impact Management Practice
企業価値の報告ー気候関連財務報告基準プロトタイプを参考に|Reporting on Enterprise Value – Illustrated with a prototype climate-related financial disclosure standard
GIINsight2023 (Vol.1&2) インパクト投資家 実態調査
インパクトタームシート2.0