概説
2016年にIMPがインパクト測定/マネジメントの規範(norm)を形にしたのち、2018年からその中でも重要な項目について議論・コンサルティングする場が設けられていますが、その中に含まれているのがInvestor contribution(投資家による貢献)です。IMPはこのInvestor contributionを投資家が企業(ないしはintermediary investment managers)がインパクトを達成できるように、または投資業界からフィードバックや実例、ベストプラクティスなどを受けられるようにするための貢献の総体と捉えています。
IMPはこれまで専門家から重要なインプットを得、2019年のこのレポートでは、セクターやアセットクラス、IMP Structured NetworkメンバーなどへInvestor Contributionを測定し、マネジメントしていく上での良い実践とは何かについてを明瞭にし、セクター全体で共通の言語として同意され受け入れられるよう、議論をまとめた内容を記している。
なお、当ページで紹介する日本語の関連資料は、2020年度のGSG国内諮問委員会IMMワーキンググループでの討議用に作成したものです。
紹介動画
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キーワード
投資家の役割
柔軟な資本
Investor Contribution
担当リサーチフェロー
清水潤子
関連資料
持続可能な開発投資の定義|Definition of Sustainable Development Investing
Asset AllocatorsのためのインパクトDue Diligence並びにImpact Management実務ガイド
インパクト・マネジメントにおける標準化 ー IMP実践者コミュニティの議論のまとめより | Standardisation in Impact Management – A summary of discussions with the IMP’s Practitioner Community
英国市場におけるインパクト投資市場規模調査|Estimating and describing the UK impact investing market
投資家の発行するインパクト報告の検証方法について|Raising the Bar 2 – BlueMark’s Framework for Evaluating Impact Reporting