概説
GIINでは、社会・環境の要素が日常的に「普通のこと」として投資判断に組み込まれている将来を構想し、そのような将来をつくりあげるのに、インパクト投資は、産業として、ムーブメントとして中心的な役割を担うと主張。SDGsの達成のために必要なグローバル課題の解決には、政府やフィランソロピー資金だけでは到底足りないため、金融業界が、未来をつくる Force for Good になるためという自覚が必要であり、そのためにインパクト投資コミュニティがなすべき具体的なアクション(6つの分野における18のアクション)をロードマップで示している。
必要なのは、私たちが未来を作るという「変革」の意志であり、変革には時間がかかることを意識しながら、危機感と切迫感をもって、行動に移すべき。そこで必要なのは、明確な意図、集中、コーディネーションである。本レポートの作成にあたって約350人のステークホルダーから聞き取りを行ったが、近い将来、人々や地球全体への影響を考慮せず行われる投資行動は考えられなくなる、という点では、インパクト投資業界だけでなく、関連する国際機関や規制機関でも一致している。
なお、当ページで紹介する日本語関連資料は、2020年度のGSG国内諮問委員会IMMワーキンググループでの討議用にSIMIが作成したものです。
目次
Section I: Our Vision: Finance as a Force for Good
Section II: The Future of Impact Investing
Section III: Impact Investing: The Journey So Far
Section V: Actions Needed to Advance Impact Investing
Section VI: Conclusion: A Call to Action
紹介動画
インパクト・アナリスト研修「選択講座」では本資料の解説動画を公開しています。
キーワード
GIIN
インパクト投資
ロードマップ
担当リサーチフェロー
SIMI