概説
1963年に設立された国連機関である国連社会開発研究所(UNRISD)が、持続可能な開発目標 (SDGs)と気候変動のパリ協定を達成するためには、現行のESG指標には限界があるとの問題意識から、2018年から4年にわたり取り組んだのが「持続可能な開発のパフォーマンス指標プロジェクト(Susutainability Development Performance Indicator (SDPI) Project)」です。
企業のESGパフォーマンスは、持続可能性の実現に必要と定められた水準・基準と比較してはじめて意味があるという主張を込めて、UNRISDは61のSDPIを策定しました。
この日本語の資料は、UNRISDが発行したSDPI関連の資料2点にまたがる要点として、1)現行のESG指標の限界、2)SDPIの概念、3)二層に区分けされたSDPIの具体例をまとめたものです。
キーワード
UNRISD
SDPI
ESG指標
担当リサーチフェロー
渡辺 啓子
関連資料
触媒的資本|Catalytic Capital – Unlocking More Investment and Impact
ソーシャル・トランスフォーメーションのフレームワーク ~企業が誰一人取り残さないために|Social Transformation Framework – To measure and incentivize companies to leave no one behind
インパクト測定とマネジメントの現状|The State of Impact Measurement and Management Practice
起業家のためのベネフィット法人とB Corpガイド|An Entrepreneur’s Guide to Certified B Corporations and Benefit Corporations
インパクト・デューデリジェンス・ガイド|The Impact Due Diligence Guide