指標の測定方法
ID :06.10.
詳細アウトカム :いきがいがある(見つかる)
指標 :いきがい意識尺度
測定方法:質問紙調査
出所:
今井忠則・長田久雄・西村芳貢(2012)「生きがい意識尺度(Ikigai-9)の信頼性と妥当性の検討」『日本公衆衛生雑誌』59(7),pp.433-439.
https://doi.org/10.11236/jph.59.7_433 (2020年4月1日閲覧)
以下のそれぞれの項目について「①とてもあてはまる」「②わりにあてはまる」「③ややあてはまる」「④あまりあてはまらない」「⑤ほとんどあてはまらない」のいずれかで回答。
1.自分は幸せだと感じることが多い(Ⅰ)
2.何か新しいことを学んだり、始めたいと思う(Ⅱ)
3.自分は何か他人や社会のために役立っていると思う(Ⅲ)
4.心にゆとりがある(Ⅰ)
5.色々なものに興味がある(Ⅱ)
6.自分の存在は、何かや、誰かのために必要だと思う(Ⅲ)
7.生活が豊かに充実している(Ⅰ)
8.自分の可能性を伸ばしたい(Ⅱ)
9.自分は誰かに影響を与えていると思う(Ⅲ)
指標・尺度の使い方
・配点は「とてもあてはまる」=5点~「ほとんどあてはまらない」=1点。
・得点化は、各項目の素点(1~5点)を加算する。総得点は項目1~9を全て加算する(得点範囲9~45点)。下位尺度得点は、下位尺度Ⅰは項目1、4、7を、下位尺度Ⅱは項目2、5、8を、下位尺度Ⅲは項目3、6、9を加算する(得点範囲3~15点)。
・括弧内は下位尺度の略で、調査票には表記しない。下位尺度Ⅰは「生活・人生に対する楽天的・肯定的感情」、下位尺度Ⅱは「未来に対する積極的・肯定的姿勢」、下位尺度Ⅲは「自己存在の意味の認識」を示す。
・項目9の影響はどのような影響(肯定的⇔否定的)でも構わない。この項目は、自己の存在感を問うている。
尺度の信頼性
・クロンバックのα係数による内的整合性の検証は行われている。
尺度の妥当性
・内容的妥当性、基準関連妥当性(併存的妥当性)、構成概念妥当性(因子的妥当性)の検証は行われている。 ※ 指標・尺度の使い方や尺度の信頼性・妥当性については,必ず元の資料や論文を参照してください。