資金提供者の方へFOR FOUNDER
資金提供者が社会的インパクト・マネジメントを推し進めるために
資金提供者とは
SIMIでは、資金提供者として、大きく3つのカテゴリを想定しています。
財団:
法人格としては一般(もしくは公益)財団法人。NPO・事業者へ助成金等を提供することにより、NPO・事業者の活動を支え、社会的インパクトを生み出すこと図る。
社会的インパクト投資家:
法人格としては株式会社、社団法人、財団法人、合同会社等多岐に渡る。社会的企業などの株式会社へ出資することにより、社会的インパクトを生み出すことを図る。NPO・事業者へ融資を行う事業者も含むことがある。
企業:
多くは株式会社の大手。NPO・事業者と組んで、社会的インパクトを生み出すことを図る。資金提供の形態は多岐に渡り、助成金・業務委託・寄付など、様々な方法が存在する。
資金提供者にとっての社会的インパクト・マネジメントとは
資金提供者にとっての社会的インパクト・マネジメントの意義は、大きく3つあります。
- ①計画段階において、NPO・事業者のロジックモデル作成やKPI選定に関与することによって、インパクト実現へのパスが可視化され、客観的で合理的な投資先選定が容易になります。
- ②事業の実行段階において、資金がNPO・事業者で有効に使われインパクトが実現しているかをタイムリーにトラックできるようになり、NPO・事業者における解決すべき課題とその要因を解明しやすくなります。
- ③効果の把握および事業の振り返りの段階において、NPO・事業者での運営改善アクションを促しやすくなるとともに、資金提供者の更に背後にいる最終資金提供者に対し、説明責任を果たしやすくなります。
すなわち事業全体において、計画段階から資金提供者とNPO・事業者が共通の言語を持つことを通じて、コミュニケーション効果の向上と認識の共有化が容易になることも、資金提供者にとっての社会的インパクト・マネジメントの意義と言えます。
【補足】
社会的インパクトとは
「短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的、環境的なアウトカム(事業の対象者にもたらされた変化・成果)」のことです。
社会的インパクト・マネジメントとは
事業運営により得られた事業の社会的な効果や価値に関する情報にもとづいた事業改善や意思決定を行い、社会的インパクトの向上を志向するマネジメントのことです。
→詳しくはこちら社会的インパクト・マネジメントの実践をサポートします
社会的インパクト・マネジメントの事例、レポートなどを知りたい。
→事例・ライブラリーはこちらからNPO・事業者が生みだす成果に対して、どのようにトラックできますか?指標は設定できますか?
→実践ガイド・ツールはこちらNPO・事業者の伴走支援を依頼したいのですが。
→伴走・支援者リストはこちら第三者による評価を依頼したいのですが。
→評価者リストはこちら社会的インパクト・マネジメントをしっかり学びたいのですが。
→研修事業者はこちら研修情報は、セミナー・イベント情報も参照ください。
2020年より、NPO・事業者の皆さまの取り組みを社会へ伝えていくために、アワード(SIMA:社会的インパクト・マネジメント・アワード)を開催しています。