社会的インパクト投資とは

「社会的インパクト投資」の定義

社会的インパクト投資とは、社会面・環境面での課題解決を図ると共に、経済的な利益を追求する投資行動のことです。
従来、投資は「リスク」と「リターン」という2つの軸により価値判断されてきました。これに「インパクト」という3つ目の軸を取り入れた投資、かつ、事業や活動の成果として生じる社会的・環境的な変化や効果を把握し、社会的なリターンと経済的なリターンの双方を両立させ、また両方の成果を評価する投資を、社会的インパクト投資と呼びます。

社会的インパクト投資の特徴は、社会的な課題解決を目的としていること、事業や活動を通じて生まれる社会的なインパクトを把握し、価値判断を加える、いわゆる「社会的インパクト評価」を行いながら投資を行うことにあります。

「社会的インパクト投資」の現状「社会的インパクト投資」の現状

社会的インパクト投資は、2000年代から欧米を中心に実践されてきたが、金融危機を契機に急速な拡大が見られるようになってきました。2019年、世界の社会的インパクト投資の市場規模は推計で5,020億ドルに達しました。市場はこの数年で目覚ましい成長を見せており、関連する金融商品は増加の一途にあります。
日本においても社会的インパクト投資は大きな成長を見せています。2018年の社会的インパクト投資の投資残高は約3,440億円と、市場規模は、2017年と比較して5倍近く成長しています。

出典:社会的インパクト 投資拡大に向けた提言書2019
http://impactinvestment.jp/images/SII_0910_FIX.pdf

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