指標の測定方法
ID :06.11.
詳細アウトカム :精神的健康の維持・向上(おだやかでいられる)
指標 :高齢者用うつ尺度短縮版-日本版(Geriatric Depression Scale Short Version-Japanese, GDS-S-J)
測定方法:質問紙調査
出所:杉下守弘・朝田隆(2009)「高齢者用うつ尺度短縮版-日本版(Geriatric Depression Scale Short Version-Japanese, GDS-S-J)の作成について」『認知神経科学』11(1),pp.87-90.
https://doi.org/10.11253/ninchishinkeikagaku.11.87 (2020年4月1日閲覧)
1.あなたは、あなたの人生に、ほぼ満足していますか(はい・いいえ)
2.これまでやってきたことや、興味があったことの多くを止めてしまいましたか(はい・いいえ)
3.あなたは、あなたの人生は空しいと感じていますか(はい・いいえ)
4.しばしば、退屈になりますか(はい・いいえ)
5.あなたは、たいてい、機嫌がよいですか(はい・いいえ)
6.あなたに、何か悪いことが怒ろうとしているのではないかと、心配ですか(はい・いいえ)
7.たいてい、幸せだと感じていますか(はい・いいえ)
8.あなたは、しばしば無力であると感じていますか(はい・いいえ)
9.外出して新しいことをするよりも、自宅にいるほうが良いと思いますか(はい・いいえ)
10.たいていの人よりも、記憶が低下していると思いますか(はい・いいえ)
11.現在、生きていることは、素晴らしいことだと思いますか(はい・いいえ)
12.あなたは、現在のありのままのあなたを、かなり価値がないと感じますか(はい・いいえ)
13.あなたは、元気一杯ですか(はい・いいえ)
14.あなたの状況は絶望的だと、思いますか(はい・いいえ)
15.たいていの人は、あなたより良い暮らしをしていると思いますか(はい・いいえ)
指標・尺度の使い方
・赤字の答えは「うつ」を暗に示す。
・臨床目的としては、6点以上の時は「うつ」を示唆しており、追跡面接をしなければならない。
・11点以上は、ほとんど常に「うつ」である。
尺度の妥当性
・元々は海外で作成された尺度の日本語版を作成したということで、文化的妥当性及び言語学的妥当性の確認が行われている。 ※ 指標・尺度の使い方や尺度の信頼性・妥当性については,必ず元の資料や論文を参照してください。