コラム ロジックモデル
NPO等の活動が地域のアウトカムにまでつながっていくイメージ
最終的に、「防災」分野の最終アウトカムは、「災害による損失の減少」や「災害時の生活の確保」といった地域全体の成果として現れることとなります。
ただ、これらの最終アウトカムは、その地域で行政やNPO、企業等が実施している多様な活動があわさって実現される、地域全体のアウトカムとも言えるものであり、一つのNPOだけで実現することは難しいです。特に、「防災」分野では、他の分野と比べてこの傾向が強くなると考えられます。
「防災」分野には、「自助」「共助」「公助」という分類があります。「公助」は主に行政が担う分野になり、NPO等が担当するのは「自助」「共助」の部分が主になります。ただ、「公助」も含めたロジックモデルを十分意識し、自分の団体の活動がいかに最終アウトカムにつながっていくかを意識した上でロジックモデルを作成すること自体は重要です。「自助」「共助」「公助」が組み合わさったロジックモデルのイメージを以下に示しますので、参考にしてください。
図表5:「自助」「共助」「公助」が組み合わさったロジックモデルのイメージ