指標の測定方法
ID :11.10.
詳細アウトカム :健康管理に関する自信・意欲を向上・維持する
指標 :健康行動に対するセルフ・エフィカシー尺度
測定方法:質問紙調査
出所:金外淑・嶋田洋徳・坂野雄二(1996)「慢性疾患患者の健康行動に対するセルフ・エフィカシーとストレス反応との関連」心身医学, Vol.36, No.6, pp.499-505.
https://doi.org/10.15064/jjpm.36.6_499 (2020年4月1日閲覧)
Ⅰ.疾患に対する対処行動の積極性
・病気に必要な検査は続けて行うことができる
・規則正しい生活をおくることができる
・医者と看護師などのいったことを守ることができる
・毎日、自分の体の症状と検査の結果を記録することができる
・健康のためなら、喫煙、飲酒、コーヒーはやめることができる
・適度な運動を計画通りに続けることができる
・現在の主治医を信頼できる
・薬を指示通りに飲むことができる
・病気の再発を防ぐために定期的に治療を受けることができる
・病気に関する測定(血圧・体重など)を自分でできる
・食事の制限についての自己管理ができる
・自分の体に気を配ることができる
・病気について分からない事があれば、気軽に主治医に尋ねることができる
・適度な体重を維持することができる
Ⅱ.健康に対する統制感
・自分の病気についてくよくよしないでいることができる
・自分の感情のコントロールができる
・自分を客観的に見つめることができる
・いやな気持ちになってもすぐ立ち直れる
・自分の病気に関することはすべて受け入れることができる
・自分は病気に負けないで、前向きに生活していくことができる
・体調がよくなくても落ち込まずにいることができる
・自分の精神力で病気を克服できる
・薬に頼りきりでなく、自分の健康を保とうと自分で努力できる
・自分の病気は必ずよくなると信じることができる
指標・尺度の使い方
項目に示された内容に関して、自分がどのくらい当てはまるかについて4件法(全く当てはまらない:1点~とてもよく当てはまる:4点)で回答
尺度の信頼性
検証済み
疾患に対する対処行動の積極性(α=0.89)
健康に対する統制感(α=0.86)
※ 指標・尺度の使い方や尺度の信頼性・妥当性については、必ず元の資料や論文を参照してください。