指標の測定方法
ID :10.30.
詳細アウトカム :病気に打ち勝つ活力を得る
指標 :患者およびその家族の病気に関する感情の変化
測定方法:当事者への質問紙調査
出所:以下、項目ごとに記載
<患者の病気に関する感情の変化>
出所:竹鼻 ゆかり、朝倉 隆司、高橋 浩之 他(2010)「1型糖尿病の中・高校生における 学校生活の充実に関する心理社会的要因」『学校保健研究』pp.395-405.
※病気に対する、否定的感情、肯定的感情、不安、に関する尺度が設定されているが、本文は一般公開されていない。
<家族の病気に関する感情の変化>
出所:湧水理恵、古谷佳由理、宮本信也 他(2010)「障害児を養育する家族のエンパワメント測定尺度 Family Empowerment Scale(FES)日本語版の開発」『厚生の指標」第57巻第13号, pp.33-41.
https://www.hws-kyokai.or.jp/images/ronbun/all/201011-6.pdf(2020年4月1日閲覧)
p.37
【家庭】
- 子どもが育ち、成長するのに役立つ新たな方法を学ぶために、努力している
- 子どもと接するとき、子どもの発達上の問題だけではなく良い面にも目を向けている
- 子どもを取り巻く問題に直面したとき、親として何をすべきかを決め、それを実行している
- 子どもの発達上の問題をよく理解している
- 子どもに問題が生じるとき、それらをうまく処理できている
- 子どもが育ち、成長するのを助けることに自信がある
- 子どもに問題が生じたとき、それらを解決可能だと考える
- 子どもに問題が生じたとき、何をすべきかを知っている
- 家庭生活は自分の思うようになっていると感じている
- 自分は良い親であると感じている
- 家族の問題に助けが必要なとき、他人に助けを求めることができている
- 子どもをよりよく理解するための情報を得ることができている
【社会/政治】
- (自分も含め)親とは、子どもたちのためのサービスに影響力を持っていると思う
- 親としての知識や経験は、子どもや家族のサービスを改善するために使えると思う
- 子どもに関する重要な法案や問題が放っておかれているとき、(市区町村 の)行政にたずさわる議員に接触することがある
- 子どもたちのためのサービスをどうしたら改善できるかについて、(市区 町村の)行政にたずさわる議員や職員に話をする機会がある
- (市区町村の)行政にたずさわる議員や職員に、自分の話を聞いてもらう方法を知っている
- 子どもたちのためのサービス体制が、どのように組織されているかを理解している
- 他の家族が必要とするサービスを得られるよう、自分なりに援助している
- 特別教育法の下(もと)での親や子どもの権利がどのようなものであるか知っている
- 子どもたちのための理想的なサービス体制について、アイデアを持っている
- 地域社会で、子どもたちのためのサービスを改善するのに、自分は何らかの役割を担えると思う
指標・尺度の使い方
「1=そう 思わない」「2=あまりそう思わない」「3=ど ちらともいえない」「4=まあそう思う」「5= そう思う」の5件法
尺度の信頼性
内的整合性と再テスト信頼性を検証済み
尺度の妥当性
検証済み
※ 指標・尺度の使い方や尺度の信頼性・妥当性については、必ず元の資料や論文を参照してください。