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社会的インパクトマネジメント実践研修(6カ月)@沖縄のお知らせ

ケイスリー株式会社より、社会的インパクトマネジメント実践研修のお知らせです。
https://impactmanagement.peatix.com/

社会的事業、公益活動に取り組むみなさんが、社会や対象者に対してどのようにアプローチすべきなのか?自分たちの活動がやっていることはどの程度役立っていて、どうすればより良い活動を実施することができるのか?持続可能な活動を実施するためには、どうすべきなのか?
そうした疑問を抱えながら、複雑化する社会課題の解決や、社会における人々のより良い生活を目指して、営利組織・非営利組織・行政機関など、多様な組織・人々が取り組んでいると思います。

そうした疑問に答えるための、「社会的インパクトマネジメント実践研修」を、沖縄にて実施します。

「社会的インパクトマネジメント」とは、事業や活動を通じて明らかにされる成果を定量的・定性的な情報として把握・活用しながら、社会的インパクトをより高めていく基盤を強化し、新たな決定をしていくこと。まさに、社会的インパクトをマネジメントしていく考え方です。
具体的には、主には社会的インパクト評価と呼ばれる事業を評価する仕組みを通して、得られるデータや情報を活用し、業務実施や戦略策定に活用していくことを言います。

英国で徐々に機運が高まり、日本でも動きがでてきた「社会的インパクトマネジメント」。その背景には下記のようなことが挙げられます。
・社会的事業は、ビジネスの世界で要求されるような「利益の最大化」等の指針ではなく、「社会的インパクトの最大化」等の指針に基づいた意思決定が必要ですが、意思決定に必要な社会的インパクトがどの程度あるのかを把握できず、根拠のある適切な意思決定を行いにくいこと。
・社会的インパクトを「評価」するだけでは、評価の厳格性やデータの信ぴょう性などに焦点が当たってしまい、その後の事業の改善や社会的インパクトの最大化につながりづらいこと。

こうした課題を踏まえて、そもそも事業や活動に取り組む理由に立ち返り、「対象者や社会・コミュニティのために」事業や組織は何ができるのか、すべきなのかに焦点を当てることが求められています。
「(感覚的に)社会に良いことをやっているからそれでよい」から、「データを活用し、社会に良いことをさらに効果的・効率的に行う」ことで、社会の質を高めていく。

社会課題の複雑化、人々の価値観の多様化、貧富の差・情報格差の拡大、公的資金のひっ迫を踏まえ、こうした考え方・動きは営利組織、非営利組織、公的機関に関わらず、必ず必要になります。
沖縄を少しでも良くしようと活動する団体のみなさまの、ふるってのご応募をお待ちしております。

【開催概要】
日時
・第1回:2018年7月28日(土)13:00~17:00
・第2回:2018年11月4日(日)13:00~17:00
・第3回:2019年1月26日(土)13:00~17:00
 ※全て参加できることを前提としたプログラムになります
 ※各回の間にも自団体をケースとして学習を進めていきます

場所:琉球大学(沖縄県西原町字千原1番地)

対象者:主に社会的事業や公益活動を含む社会的課題の解決に取組む方など、団体の規模の大小は問いません
参加条件:
・第1回~第3回の全ての日程に参加できること
・社会的インパクトマネジメントを実践する意欲のある方

参加者数:最大10団体30名 ※個人での参加も可能ですが、枠は限られていますのでご了承ください

主催:ケイスリー株式会社
協力:琉球大学

申込方法:以下URLよりお申し込みください。
https://impactmanagement.peatix.com/
※申し込み多数の場合、先着順になりますのでご了承ください

【プログラム】
第1回:社会的インパクトマネジメントとは
1.ガイダンス
2.チームビルディング
3.講義「社会的インパクト評価と社会的インパクトマネジメント」
4.ロジックモデル作成ワークショップ
※第1回の後から第2回までの間、自団体にてロジックモデルを共有し、事業の利害関係者とブラッシュアップする

第2回:指標構築・測定
1.振り返りと学びの共有
2.講義「指標構築・測定手法」
3.指標構築・測定手法検討ワークショップ
※第2回の後から第3回までの間、自団体にて指標構築・測定手法を共有し、実現可能な指標・測定手法にブラッシュアップする

第3回:インパクトマネジメントの設計
1.振り返りと学びの共有
2.講義「インパクトマネジメントの設計」
3.実施計画策定ワークショップ
4.表彰・修了式

【プログラム期間中のサポートについて】
社会的インパクトマネジメント実践研修では、全3日程での講義とワークショップに加え、期間中に各自が自団体で研修内容を共有し、より良いものにしていくことを期待します。その中で感じる難しさや課題なども参加する仲間と共有・議論し、作り上げていく中で実践力がついていきます。講師も不安のある方を適宜サポートする体制を整えております。

【講師:幸地正樹 ケイスリー株式会社 CEO】
大学卒業後、外資系コンサルティングファームを経て、2016年にケイスリー株式会社を設立。ソーシャル・インパクト・ボンドに代表される成果連動型委託契約や社会的インパクトマネジメントなど、成果向上に向けた手法の導入支援を行う。中央省庁や地方自治体等の実証事業に多数従事。国立琉球大学非常勤講師、GSG(Global Social Impact Investment Steering Group)国内諮問委員会事務局、社会的インパクト評価イニシアチブ共同事務局、日本評価学会認定評価士、社会的インパクトセンターエグゼクティブフェロー。
沖縄県那覇市出身。

【講師:落合千華 ケイスリー株式会社 COO】
社会的インパクト評価を通した社会的事業の改善・マネジメント支援を担当。特に文化芸術を通した社会包摂事業の案件の研究・支援に従事する。ソーシャル・インパクト・ボンド導入支援を含む各中央省庁の調査研究や、地方行政やNPO等の評価事業に参画経験有。外資系メーカーR&D、経営コンサルタントを経て、2016年4月よりケイスリーに参画。
慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員、社会的インパクト評価イニシアチブ共同事務局、社会的インパクトセンターエグゼクティブフェロー。
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。

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