SIMIからのお知らせ セミナー・イベント情報

【3/24オンライン開催】第1回 社会的インパクト・マネジメント実践者のためのRCT勉強会 「いかにランダム化するか~設計・調整~」)

RCT*(ランダム化比較試験:randomized controlled trial)は、社会的インパクト・マネジメントを実践する上で有効な知識や手法ですが、専門的で難しいのではと敬遠されている側面もあるのではないでしょうか。

そこで、アブドゥル・ラティーフ・ジャミール貧困アクションラボ(J-PAL)が公開しているRCTに関する動画を題材に、RCTについての勉強会をオンライン上で開催し、共に学びを深める機会としたいと考えています。RCTに関心がある、取り組みたいと考えている方々に、ぜひご参加頂ければ幸いです。

第1回 社会的インパクト・マネジメント実践者のためのRCT勉強会
「いかにランダム化するか~設計・調整~」
(社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI) 評価事業者WG)

【第一回開催概要】

テーマ:「いかにランダム化するか~設計・調整~」
内 容:ファシリテーターによる要旨共有(15分)・参加者によるディスカッション(45分)

J-PALが無料公開しているRCTに関する動画を教材に、ファシリテーターと要旨を共有した上で、いかにRCTの設計や調整を行うかについてディスカッションを行います。
※事前に以下の教材①・②を必ずご覧の上、ご参加ください。
教材は英語のみですが、ディスカッションは日本語で行います。

日 時:2020年3月24日(火)21:30~22:30
場 所:オンライン(Zoom) ※参加申込者にURLを当日午後までにメールにてお知らせします。

教 材:
①J-PALによる無料公開動画(英語)https://youtu.be/UYlDHIs8V24
②J-PALによるPDF資料(英語)https://www.povertyactionlab.org/sites/default/files/documents/Case_ExtraTeacher_0.pdf 
(参考教材)J-PALによる教育教材(英語)https://www.povertyactionlab.org/page/teaching-resources
※RCTに関する基本的な内容は、上記参考教材等でご確認ください。

対 象:社会的インパクト・マネジメント実践の上でRCTに関心がある方
定 員:20名
参加費:無料
その他:RCT勉強会は全4回の予定です(次回以降は、4月上旬・4月下旬・5月中旬)。※すべての回へのご参加は必須ではありません。
主 催:社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)
共 催:特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン

<参加申し込み>
https://peatix.com/event/1448330/ (Peatix)よりお申し込みください。
・お申し込みはお一人ずつお願いいたします。
・お申し込み後、Peatixからメールが届きますので、必ず確認してください。
・事前参加申込は2020年3月23日(月)12時 に締め切ります。
・定員になった場合には、その時点で申込締め切りとなります。
・必ず事前申込を行ってください。

<ファシリテーター・プロフィール>
伊藤 
特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン 代表理事
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任講師
卒業後、日系メーカー勤務を経て、米国Thunderbird Global School of Management にて経営学修士課程を修了後、GE Internationalに入社。シックス・シグマ手法を使った業務改善や、コーポレート・ファイナンス部門で企業買収後の事業統合等を行う。2008年GE社を退職、NPO法人ISL社会イノベーションセンターを経て、2010年より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任助教。2016年より特任講師。
主に社会的インパクト評価を中心に研究し、2014年-2015年には、G8社会的インパクト投資タスクフォース日本諮問委員会の事務局、2015年経済産業省「ヘルスケア分野におけるソーシャル・インパクト・ボンドに関する検討会」委員長、内閣府「共助社会づくり懇談会 社会的インパクト評価検討WG」委員会主査、2016年には内閣府「社会的インパクト評価の普及促進に係る調査」有識者委員を務めるなど、日本の社会的インパクト評価、ソーシャル・インパクト・ボンド、社会的投資の普及促進に尽力している。

高橋 香名
特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン コンサルタント
大学4年次にUNDPフィジーでインターンをした際、貿易の振興や若年層の人材育成に官民連携で取組んでいるチームに加わり影響を受ける。米国シアトルで、中南米・アジアのソーシャルセクターのリーダーを対象にしたリーダーシップ研修の運営に携わる。大学事務を経て、国内と英国の大学院で国際教育開発とインパクト評価を学び、ウガンダ教育省とアメリカの国際NGOで調査インターンに従事。帰国後、開発コンサルティング企業に勤務し、JICAの基礎教育プロジェクトのマネジメントと評価を担当(ラオス他)。
社会的事業においてインパクト・マネジメントは必至であるという思いから、ソーシャルバリュージャパンに参画。教育分野の社会的インパクト評価を担当。神戸大学国際協力研究科(経済学修士)、英国University of East Anglia(国際開発インパクト評価修士)。NY州立大学Education Policy and Leadership博士課程在籍。

*RCTは、医学分野ではスタンダートと言える手法であり、EBPMにおいても近年注目を浴びています。また、途上国での貧困解消に向けた効果的な政策を確かめるため、RCTによるフィールド実験に取り組んできた、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のアビジット・バナジー教授とエステール・デュフロ教授、米ハーバード大学のマイケル・クレマー教授が、2019年のノーベル経済学賞を受賞しています。

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