コラム ロジックモデル

NPO法人山友会の取り組み

NPO法人山友会は東京の通称「山谷地区」においてホームレス支援を行っているNPO法人です。山友会は以下の8つの事業を通して「路上生活を送らざるを得ない人々や、苦しい生活を送らざるを得ない人々が独りではないと感じて笑顔を取り戻すこと」というミッションに取り組んでいます。

  1. 無料診療事業

ボランティアの医療スタッフがおもに路上生活者の方や、健康保険証を持たない方に対して無料診療事業を行っています。専門的な治療が必要な人に対しては、相談事業の相談員と連携を行います。

  • 生活相談・支援事業

山友会では①生活相談、②地域生活サポート、③居場所機能、を行います。地域生活サポートは、約250名のホームレス(元ホームレスを含む)の方へのアウトリーチ支援を実施しています。

  • 炊き出し・アウトリーチ

山友会に来ることのできない多くの人々、あるいはこれらの活動を知らない方々に対して食事の提供と同時に、活動を知ってもらうための炊き出しとアウトリーチを実施しています。

  • 食堂

訪れた人が無償で食事ができるようにしています。食堂は食事ができるだけではなく、そこに行けば誰かと関われる関係の構築を重視しています。

  • ケア付き宿泊施設

山友会の宿泊所は高齢や障害などによって地域生活が困難な単身の男性を対象にしており、24時間スタッフによる見守りや生活サポートを受けられる場所となっています。

  • 居場所・生きがいづくりプロジェクト

地域で暮らす元ホームレスの方を対象に、地域の中で孤立せずに自分の存在を認められる居場所と自身の生きがいとなる社会的役割を手にすることができるような活動を自分たち自身で考え実行しています。

  • 無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てたい!プロジェクト

お墓を建てることで、生前親しかった者とのつながりを大切にし、人としての尊厳を保ちながら旅立つことのできる希望を届けることを目的として、寺院と協力して行っています。

  • 山友会アートプロジェクト

 山友会では、写真やアートを通じて今の山谷を記録してもらう活動を行っています。様々な団体等と一緒に駅などで展示することで充実した毎日を送ってもらえるようにしています。

これらの活動を通して山友会は「ひとりひとりがその存在を認めあい、助け合うことのできるようなやさしさに満ちた、安心して暮らすことのできる社会」を目指しています。

以上のように、ごく簡単にですがNPO法人山友会の活動を紹介させて頂きました。これらの活動の詳細は是非ホームページ等で直接ご確認ください(http://sanyukai.or.jp/)。

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