指標の測定方法
ID :01.07.
詳細アウトカム :忍耐力の向上
指標 :やりぬく力(Grit)に関する心理尺度の点数
測定方法:日本語版ShortGrit(Grit-S)尺度
Duckworth&Quinn(2009)による8項目版のShortGrit(Grit-S)尺度の日本語版。
出所:西川一二・奥上紫緒里・雨宮俊彦(2015)「日本語版ShortGrit(Grit-S)尺度の作成」パーソナリティ研究24(2), pp.167–169.
https://doi.org/10.2132/personality.24.167 (2020年4月1日閲覧)
当てはまる | やや当てはまる | どちらとも言えない | やや当てはまらない | 当てはまらない | |
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1. 始めたことは何であれやり遂げる。 | □ | □ | □ | □ | □ |
2. 頑張りやである。 | □ | □ | □ | □ | □ |
3. 終わるまでに何カ月もかかる計画にずっと興味を持ち続けるのは難しい | □ | □ | □ | □ | □ |
4. 私は困難にめげない | □ | □ | □ | □ | □ |
5. 物事に対して夢中になっても,しばらくするとすぐに飽きてしまう | □ | □ | □ | □ | □ |
6. いったん目標を決めてから,後になって別の目標に変えることがよくある | □ | □ | □ | □ | □ |
7. 勤勉である | □ | □ | □ | □ | □ |
8. 新しいアイデアや計画を思いつくと,以前の計画から関心がそれる | □ | □ | □ | □ | □ |
指標・尺度の使い方
・「当てはまる」=5点、「やや当てはまる」=4点、「どちらとも言えない」=3点、「やや当てはまらない」=2点、「当てはまらない」=1点で点数化。
・得点化は、各項目の素点(1~5点)を加算する。下位尺度得点は、下位尺度Ⅰは項目1,2,4,7を、下位尺度Ⅱは項目3,5,6,8を加算する。なお、得点化にあたって下位尺度Ⅱに該当する項目は得点を反転させる(「当てはまる」=1点、「やや当てはまる」=2点、「どちらとも言えない」=3点、「やや当てはまらない」=4点、「当てはまらない」=5点)。
・括弧内は下位尺度の略で、調査票には表記しない。下位尺度Ⅰは「根気尺度」、下位尺度Ⅱは「積一貫性」、を示す。
尺度の信頼性
・クロンバックのα係数による内的整合性の検証は行われている。
尺度の妥当性
・構成概念妥当性(因子的妥当性)の検証は行われている。
※ 指標・尺度の使い方や尺度の信頼性・妥当性については,必ず元の資料や論文を参照してください。