Social Impact Day 2026 SIMIからのお知らせ

Social Impact Day 2026を終えて

SIMI理事 高木麻美

Social Impact Day 2026は、多くの皆さまのご参加とご協力のもと、無事に幕を閉じることができました。ご登壇、ご参加、ご協賛、ご後援、そして本イベントをさまざまな形で支えてくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

今年、Social Impact Day 2026は、第10回という節目の年にあたり、「共創の航海 – 全ての人がインパクト・エコノミーの担い手となり、新たな地平へ – 」をテーマに開催しました。社会課題がますます複雑化し、不確実性の高い時代にある今、特定の誰かだけが変化を担うのではなく、企業、行政、投資家、非営利組織、市民など、多様な立場の人々がそれぞれの力を持ち寄り、ともに未来をつくっていくことの重要性を、改めて確認する3日間となりました。 

今年は500人を超える皆さまにご参加いただき、22のセッションを通じて、実践知と問いを持ち寄る豊かな対話が生まれました。インパクト・エコノミーの現在地と可能性を見つめる議論はもちろんのこと、その実現を支えるために私たち一人ひとりがどのような役割を果たしていくのか、という根源的な問いにも多くの関心が集まりました。

とりわけ印象的だったのは、「人」に関わる議論の広がりです。社会的インパクトの考え方や実践を、より多くの人へどう広げていくのか。そのために、どのように人を巻き込み、立場や領域を越えた関係性を育んでいくのか。さらに、生成AIの活用が加速する時代だからこそ、私たち人間に求められる姿勢やあり方とは何か。こうした問いが、さまざまなセッションや対話の場で繰り返し投げかけられていたことは、今年のSocial Impact Dayを象徴する重要な特徴だったと感じています。

インパクトを生み出す営みは、制度や資金、手法だけで前に進むものではありません。そこには、人の意思があり、対話があり、他者とともに進もうとする関係性があります。だからこそ、これからのインパクト・エコノミーを考えるうえで、「何を実現するか」と同時に、「誰と、どのように実現していくか」を問い続けることが、ますます重要になっていくはずです。

Social Impact Day 2026が、そのための新たな出会いと学びを生み、それぞれの現場での次の一歩につながる場となっていたなら、これほど嬉しいことはありません。本イベントで交わされた議論や生まれたつながりが、この場限りで終わることなく、これからの実践へと引き継がれ、次の共創へとつながっていくことを願っています。

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