2023年6月に、『インパクト加重会計の現状と展望　半世紀にわたる外部性の貨幣価値換算の試行を踏まえた一考察』と題するディスカッション・ペーパー（以下、DP）が金融庁金融研究センターから公開されました。

今回SIMIでは、このDPの執筆者の一人である松山将之氏をお招きし、インパクト加重会計の現状と展望を議論するためのセミナーを企画しました。

「インパクト加重会計（Impact-Weighted Accounts）」とは、企業の活動が環境・社会にもたらす正と負の「インパクト」を貨幣価値に換算し、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表に記載する取り組みです。

DPでは、このインパクト加重会計の狙いと経済学的含意、その方法論の研究・開発の動向、及び国内外の企業による開示事例についての調査結果を報告しています。本セミナーは、インパクト加重会計の最大の特徴である企業の様々なインパクトを貨幣価値換算し活用しようとする点に関して、過去の知見から得られる示唆を踏まえつつ、インパクト加重会計の今後を展望する場になると思います。

【開催概要】
　◇日時：2023年11月16日（木）17:00〜18:30
　◇方法：Zoomミーティング（一定人数を超えた場合、Zoomウェビナーに切り替えます）
　◇定員：オンライン50名
　◇言語： 日本語

　◇参加費：
　　①一般： 2,000円（税込）　※キャンセル料については、本ページ最下部ご参照ください
　　➁SIMIエンゲージド・メンバー（※）、およびインパクト・アナリスト研修修了生：特別価格（無料）
　　※SIMIエンゲージド・メンバー：個人会員の場合はご本人のみ、組織会員の場合は同法人・組織に
　　　ご所属の皆様が対象となります。
　　　申込時に、対象の皆様に別途メールにてご案内すみの割引コードを入力ください。
　　　メールを受け取っていない方は、大変お手数ですが事務局までお問い合わせください。

　◇録画公開について：
　　本セミナーの録画は後日、「インパクト・アナリスト研修の選択講座」として、有料にて公開予定です
　 （時期、価格などは未定です）

　◇主催：（一財）社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)

<参考資料>
https://www.fsa.go.jp/frtc/seika/seika.html#DP5
https://www.fsa.go.jp/frtc/seika/discussion/2023/DP2023-1.pdf

<登壇者情報>
【スピーカー】
松山将之氏（日本政策投資銀行 設備投資研究所 主任研究員）
主任研究員（博士（経営管理）。主な研究テーマは、金融機関による非財務情報の活用。住友信託銀行（現 三井住友信託銀行）を経て、2008年に入行。2013年より現職。GSG・金融庁共催の研究会傘下の分科会において「デットにおけるインパクトファイナンスの考え方とインパクト測定・マネジメントガイダンス」の策定に関与。また、金融庁金融研究センター特別研究員（2022年-2023年）として以下の2編のDPを林寿和氏を共同研究者として公表。
「インパクト加重会計の現状と展望半世紀にわたる外部性の貨幣価値換算の試行を踏まえた一考察」
「インパクト創出と企業価値向上は両立するのか―事例調査とパーパスの内容分析に基づく実証分析の両面から―」
武蔵野大学客員教授を兼務。

【モデレータ】
高木麻美（一般財団法人 社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事、株式会社Stem for Leaves代表取締役）
大学、大学院修了後、コンサルティング会社、シンクタンクを経て2017年に独立。企業の経営支援を行うほか、社会的インパクト投資・評価に関する調査研究、実践支援等を行う。多摩大学社会的投資研究所客員研究員。

　

【参加申し込みのキャンセル】
当イベントへの参加チケットをお申込みいただいた後にキャンセルをされる場合は、下記までご連絡をお願いいたします。
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ（SIMI）
E-mail: info@simi.or.jp

　

【お問合せ先】
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ（SIMI）
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