コラム
インパクト投資におけるIMM
社会課題解決に民間資金を動員する有効な方法として、インパクト投資が注目を集めています。
インパクト投資は、グローバル・インパクト投資ネットワーク(GIIN)の定義では「金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトを生み出すことを意図して行われる投資」とされています(https://thegiin.org/impact-investing/)。
この定義づけにある「社会的・環境的インパクト」を管理し高めていくために行われるのが「インパクト測定・マネジメント」(Impact Measurement & Management:IMM)です。2020年にGIINが出したレポート「State of Impact Measurement and Management Practice」(第2版)では、インパクト投資家278機関に対する調査を分析しており、そこで「インパクト投資においてIMMは不可欠であり、投資家はインパクトへの注目を高めている」と結論付けています(https://thegiin.org/research/publication/imm-survey-second-edition)。
グローバルでインパクト投資を推進する母体として、The Global Steering Group for Impact Investment (GSG)があり、GSG国内諮問委員会(National Advisory Board)が日本も含め各国においてインパクト投資の推進を担っています。
https://impactinvestment.jp/index.html
IMMの詳細については、2020年度に、GSG国内諮問委員会のIMMワーキンググループが制作した「インパクト投資におけるインパクト測定・マネジメント実践ガイドブック」をご参照ください。
(「インパクト投資におけるインパクト測定・マネジメント実践ガイドブック」のリンクは後日掲載予定)